それぞれの運命…“コーちゃん”たち宝塚スターと、幼なじみの“八重ちゃん”が辿った道〜テレビドラマ「越路吹雪物語」より〜

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    現在、テレビ朝日系帯ドラマで放送中の「越路吹雪物語」が、ますます華やかになってきましたが、“コーちゃん”(越路吹雪さん。旧姓の“河野”から取ったニックネーム)の周辺では、様々な動きがあるように思います。

    先週水曜日の放送分では、「宝塚3羽ガラス」と呼ばれる“おケイちゃん”(本名の“慶子”から取ったニックネーム)こと淡島千景さん、“ヨッタン”(本名の“淑子”から取ったニックネーム)こと久慈あさみさん、“ユーコさん”(本名の“悠子”からそのまま取ったニックネーム)こと南悠子さんが登場してワクワクしたものの、今週放送分では、何と“おケイちゃん”と“ヨッタン”、それに“オカジ”(乙羽信子さん)までが相次いで宝塚を卒業するという展開になって、ビックリしました。

    この3人より先に宝塚を卒業して、映画界に進出した“ツメ”(月丘夢路さん)もそうですが、やはり当時の映画全盛期の時代と相まって、それぞれ宝塚を卒業後も映画界で大活躍された方ばかり…。

    淡島さんは、後に森繁久彌さんと映画「夫婦善哉」で共演して更に人気を博しましたし、久慈さんも、やはり森繁さんと映画「社長シリーズ」で共演して“社長夫人”の役を務めて大活躍していらっしゃいます。
    (私も、これらの映画を拝見したことがありますが、最高に良かったです。)

    なお、3羽ガラスの1人である南悠子さんだけは、同期の皆が次々と卒業していく中、宝塚音楽学校に入学した昭和14年から、卒業する昭和46年までの32年間、在籍していらっしゃったそうです。
    (だから、映画での南さんの姿をこれまでお見かけしたことが、一度もなかったわけか…。)

    また、越路さんと同期だった月丘さんと乙羽さんは、奇しくも、後に結婚された相手が映画監督の方だったというのが驚きです。

    月丘さんのご主人は、映画「嵐を呼ぶ男」などを手掛けられた井上梅次監督。
    そして乙羽さんのご主人は、彼女の遺作となった映画「午後の遺言状」などを手掛けられ、6年前に100歳で亡くなられた新藤兼人監督。
    このあたりは、すごく興味深いなぁ〜と感じてしまいました。

    一方の越路さんも、後に「誰もいない海」の作曲を手掛けられた内藤法美さんという素敵なパートナーとご結婚されるのですが、このエピソードは、ドラマの中で取り上げられるのかな?ちょっぴり楽しみです。

    さて、“タカラジェンヌ”の主要なメンバーが相次いで卒業する中で、ついに“コーちゃん”までが卒業を決断することに…。
    これまで彼女の仕事上のパートナーのような存在だった“お時さん”(岩谷時子さん)も、やはり共に行動することになるのか、こちらも気になります。

    気になるといえば、昨日放送のラストシーンで、“コーちゃん”が新潟へ転校した時に、最初に親しくなった幼なじみの“八重ちゃん”が亡くなったという知らせ。いったい何があったんだろう…。
    やはり幼なじみの大介から伝えられて、動揺する“コーちゃん”の姿が忘れられません。

    思えば、“八重ちゃん”は苦労の連続だったといえるかもしれません。
    小学校時代には、家が貧しいが故に、幼い弟や妹の子守りをしていたり、卒業後は女学校には進学せず、家の助けとなるべく働いていた“八重ちゃん”。

    成績が良かった分、小学校卒業後に女学校へ進学した“コーちゃん”を羨ましく思っていたものの、後に宝塚音楽学校を受験することになった彼女を一番応援していて、実際に彼女が合格した時には大喜びしていた“八重ちゃん”。

    そんな“八重ちゃん”も、ある日父親が熊に襲われて、突然亡くなってしまったことから、家の借金を返済して家計を楽にするため、秋田の米問屋で奉公する日々を送ります。
    後に、“コーちゃん”が宝塚の初舞台を彼女に見てもらおうとチケットを送り、“八重ちゃん”もそれを楽しみにしていたのですが、せっかくの休みが取れなくなり、“コーちゃん”の初舞台を見ることが出来なかったので、残念だっただろうな…。

    それから数年が経ち、“コーちゃん”に会いに来た彼女でしたが、その時、自分が満州へお嫁に行くこと、その相手とは一度も会ったことがないけれど、実家の借金の肩代わりをしてくれる人であるが故に結婚を決めたことを話すのでした。

    そのシーンを見ていて、「八重ちゃんは、どこまで苦労の道を歩むことになるんだろう…。」と悲しくなりましたが、彼女自身は「しょうがないよ。そういう運命に生まれてきちゃったんだから。」と割りきっていた分、なおさら可哀想になったものです。

    そして、満州へ嫁いだ彼女からのハガキが、“コーちゃん”の元に何枚か届くようになり、赤ちゃんが生まれたことなどを知る“コーちゃん”の姿は、すごく嬉しそうでした。

    これで“八重ちゃん”も漸く幸せを掴んだか…と思ってドラマを見ていた矢先、終戦後に満州から日本へ戻ってくるはずだった彼女が死んでしまうという、非常に悲しい展開となってしまうのでした。
    結局、彼女が生きた人生は苦労することが多かっただけの人生じゃなかったのかな…と、率直に感じてしまう私でした。

    そんなふうに、“コーちゃん”たち宝塚スターも、“八重ちゃん”のような一般女性も、戦中戦後の時代に様々な運命を潜り抜けてきたんだな…と、思わず感じました。

    まだまだ見逃せない場面が沢山ある分、最終回まで見続けますよ。

    私ハッスル・レディーと、テレビドラマ「越路吹雪物語」の中に登場して、華々しく活躍してこられた宝塚スターの方々(越路さん、乙羽さん、月丘さん、淡島さん、久慈さん、南さん)との、素晴らしき出会いに…乾杯!!

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